続・溺愛協奏曲 蓮と莉子の甘々な日々
第18章
「今8週目に入ったところだね・・・・間違いなく妊娠してるよ」
検査が一通り終わって診察室で先生と向き合うとすぐずばり言ってきた涼くんのお父さん
にっこり穏やかな微笑みを浮かべながら話すその姿はやっぱり涼くんに似ている
自分の友達のお父さんだからなのか初めての産婦人科でも心穏やかにいられたのは感謝感謝しかない
でも、妊娠しているって言われた時の何とも言えない気持ちと言おうか感動と言うのはたぶん体験してみなければわからないことなのかもしれないけど・・・
あたしにとっては喜びしかなくって・・・・ここに本当に蓮の赤ちゃんが?
無意識にそっとお腹に手を当ててみる
なんだか不思議な感じがしてならなくてずっとお腹に手を当てている
そんなあたしを見て先生はふっと微笑みながらあたしに向けて言葉を重ねて言った
「莉子ちゃんって言ったかな?うちの息子が卒業した高校に通っているってことはまだ高校生ってことだよね?」
「あ・・・・はい!先生あたし・・・どうしてもこの子産みたいんです!っていうか、産みます!産んでちゃんと育てます!」
「・・・・・・」
先生はあたしの言葉にしばし沈黙したあとおもむろに口を開いた
「子供を育てるのは生半可なことじゃないよ?」
そう一言言うと先生は目の前に映し出されているエコー写真をじっと険しい顔で見つめていた
検査が一通り終わって診察室で先生と向き合うとすぐずばり言ってきた涼くんのお父さん
にっこり穏やかな微笑みを浮かべながら話すその姿はやっぱり涼くんに似ている
自分の友達のお父さんだからなのか初めての産婦人科でも心穏やかにいられたのは感謝感謝しかない
でも、妊娠しているって言われた時の何とも言えない気持ちと言おうか感動と言うのはたぶん体験してみなければわからないことなのかもしれないけど・・・
あたしにとっては喜びしかなくって・・・・ここに本当に蓮の赤ちゃんが?
無意識にそっとお腹に手を当ててみる
なんだか不思議な感じがしてならなくてずっとお腹に手を当てている
そんなあたしを見て先生はふっと微笑みながらあたしに向けて言葉を重ねて言った
「莉子ちゃんって言ったかな?うちの息子が卒業した高校に通っているってことはまだ高校生ってことだよね?」
「あ・・・・はい!先生あたし・・・どうしてもこの子産みたいんです!っていうか、産みます!産んでちゃんと育てます!」
「・・・・・・」
先生はあたしの言葉にしばし沈黙したあとおもむろに口を開いた
「子供を育てるのは生半可なことじゃないよ?」
そう一言言うと先生は目の前に映し出されているエコー写真をじっと険しい顔で見つめていた