続・溺愛協奏曲 蓮と莉子の甘々な日々

「は・・・・出来たって・・・赤ちゃんが？」



放課後、駅前のカラオケボックスに集合したあたし達は拓巳くんと涼くんを呼び出し早速話をすることに・・・・




拓巳くんは現在高校卒業後東條組で将来の蓮の右腕になるべく修行中の身でもあり学部は違えど涼くんと同じ大学に通う大学生でもある



経済の勉強をしたいとかで経済学部に通い組のお手伝いもしていたりするので毎日かなり忙しい日々を過ごしている




だからあたし達も逢うのは本当に久々



大事な話があるから必ず来て！って言ったもんだからなにごとかと思ったみたいだったけど




予想外の話で開いた口が塞がらないって感じの拓巳くんに思わず苦笑い



そんな様子にあたしはなんだかおかしくなって笑いを堪えることが出来なくてくすくす笑ってしまったんだけど・・・・




「大事な話っていうから何事かって思ったんだけど～驚かせないでくんない？でも参った！今日は本当にびっくりした！そっか～莉子ちゃんお母さんになるんだよかったじゃん」



「ありがと・・・・拓巳くん」




「おめでとう莉子ちゃん・・・やっぱりお腹に赤ちゃんいたんだね、そんなことだろうと思ったよ～でも不思議だねこんなに若くして子供が出来たって言うのに誰も彼も産むのが当然って
思ってる・・・・普通莉子ちゃんの年齢で子供が出来たら一般的に言えば中絶することも視野に入れたりするのに・・・」



「そうだね涼くん・・・・あたしの年齢で子供が出来たら中絶する人も多いと思う・・でもお腹に蓮の赤ちゃんがいるってわかった時あたしの頭の中ではもう産むって感情しかなかった、誰が何と言おうと産もう！そう思ったんだ」



ニッコリ微笑むと涼くんはあたしの頭をくしゃっと撫でてくれる




拓巳くんはそんなあたしの肩をぽんぽんと軽く叩くと優しい笑みを浮かべていた