続・溺愛協奏曲 蓮と莉子の甘々な日々

こんなにもあたしの中で大きくなってしまった蓮



もし、蓮が比呂美さんのことを本当に好きなんだとしたら・・・・



ふたりの思いが通じ合っているんだとしたら、あたしは邪魔な存在でしかない



でも・・・・それでもあたしは・・・




「蓮のこと、嫌いになんて・・・・なれないよ」




重いと言われようがなんだろうがすぐに嫌いになれる訳がない



蓮の気持ちがあたしから比呂美さんに変わってしまったとしても・・・・




あたしの思いは変わらない



あたしはやっぱり蓮のことが好き



好きだから・・・・愛しているから、蓮の気持ちが比呂美さんにあったとしても・・・




あたしは愛する人の子供を産みたい



その気持ちは変わらない




あたしの気持ちは蓮に対する怒りとかよりもこの子を無事に産んで育てたい



そのことのほうが勝っていて気持ちが移ってしまったことに対する怒りはあまりない




っていうか・・・・・元はと言えばお父さんが無理なお願いをしたことが原因でもあるからね




あたしはそっとお腹に手を触れるとベンチに腰を下ろして砂場で遊ぶ子供を見つめていた