続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
はあっ・・・はあっ!い・・・息がっ



もう!しつこいんだってば!実はあたしはさっきから公園内を走っている



走るのは決して遅いほうではないけど頭の片隅に浮かんだのはお腹の中の赤ちゃんのこと



あたしは今広い公園内を男二人に追いかけられ走っているんだけど・・・




大丈夫かな?うまくまけるかな




走りながら後ろを振り返るとまだ追いかけてくる男





どうしてこうなったかと言うと・・・男二人はあたしの腕を掴むなり無理矢理バイクに乗せて
何処かへ行こうと連れ出そうとした



楽しいところだよなんて言ってるけど何処に行くかなんて鈍いあたしでも簡単に想像がつく




まずいと思ったあたしは咄嗟に男の手を思いっきり噛んだわけで・・・・




「痛って~!!このアマ手首思いっきり噛みやがった!くっそ~」



「おい!大丈夫か?あっ!馬鹿逃げんなこら!待てって!」





はい!待てって言われて待てるわけないです



で・・・・でもいい加減限界かも



あたしは足がもつれそうになりながらも必死で走った・・・・けど息が苦しい




はあ・・・・目が霞む?なんで?あたしは無意識にお腹に手を当てると今までにないような痛みが走った
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