続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
それからは恋の話に当然のごとく突入



クリスマスは玲奈ちゃんも茜ちゃんもそれぞれのパートナーと過ごすらしくって・・・・




もうずっと前からプレゼントやクリスマスディナーのこととかを考えていたらしく二人はとっても楽しそう




そんな二人を見るだけであたしは胸が一杯で幸せな気持ちになる




どうか・・・・この二人にはあたしのような辛い思いはさせないでください



そう願わずにはいられなかった




好きなひとと離れ離れになる辛さ・・・・声も聴けない、触れることもできない・・・



そして・・・心も遠くなってしまう辛さは味わってほしくない



そう、そんなのあたしだけで充分だ・・・・そんな思いでふたりを見つめていた



「莉子ちゃん・・・・クリスマスはどうするの?なんならみんなで一緒に・・・」



「いいよ~そんなの!クリスマスはお父さん帰って来ると思うから大丈夫だし!親子水入らずで過ごすよ、玲奈ちゃん心配しないで」



あたしは咄嗟に嘘をついた



クリスマス商戦の一番忙しい時、お父さんは年明けにしか帰っては来ない



今年は家で一人過ごそう・・・・そう決めていた



そんなあたしを茜ちゃんが悲しそうな瞳で見つめていたなんて全く気付いてはいなかった
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