続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
「ここは・・・・・?」



「俺の店!ネットで販売してる商品のほかにここでしか買えない限定物のアクセサリーとかを
売る予定なんだ・・・まだオープン前なんだけど莉子に一目見せたくってね」




そう言いながらまだオープン前のお店にカギを開けて入って行く



お店の中は白い壁紙で覆われてはいるが沢山の段ボールが置かれててショーケースの中は空っぽ



「莉子!ちょっと暗いから足元気を付けて」



「あ・・・うん」



店内は外の街灯やイルミネーションがなければ真っ暗で何も見えないだろう



慎ちゃんはあたしの手を繋いだまま棚の中を探し出し懐中電灯を見つけると照らし始めた



「ごめんね莉子、年明けにオープン予定なんだけど改装工事が大幅に遅れてて電気もまだ通ってなくってさ・・・・でもどうしても莉子に見せたいものがあって、今日出来上がったばかりなんだけど見てくれるかな?」





「うん・・・いいけど、なあに?」




「ちょっと待っててそこを動かないで・・・」




沢山の段ボールを避けて何かを探し出した慎ちゃん



真っ白な箱をやっと探し出すとあたしにすっと差し出した




「開けてみて・・・・俺からのクリスマスプレゼント」




え・・・・プレゼント?思いも寄らない出来事に目を丸くするしかない
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