続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
ハンバーグの材料と沢山の野菜、それにお菓子まで買ってしまったあたし達は大量の




荷物に唖然・・・・・蓮ってばビールまで入れてるし・・・・




ってか、あたし達まだ未成年だよね?お酒は二十歳になってから!だよね



「蓮・・・なんでビール?あたし達まだ未成年だし、それにこの荷物どうすんの?


今日は二人で歩いてきちゃったし・・・」




ビールと大量の荷物に文句を言うあたしに蓮の声が響く



自分が払うといって聞かなかった蓮



支払いは全部蓮がしてしまったからあたしは文句を言える立場ではないんだけど・・・・



「あ?ビールは親父さんにだ、荷物は護衛の組員が運ぶから心配すんな」



にっこり微笑む蓮の後ろには強面の組員さん数名



いつからついてきてたんだろ?あたし気配にまったく気付かなかったけど・・・・




今さらだけどいつも蓮の傍にはわからないように常に護衛の組員さんがいたのかな




じゃあ・・・・今までのこと全部見られてた?




赤くなったり青くなったりするあたしに蓮は苦笑い



なんだよ?と言いながらあたしの頬をそっと撫でた




「蓮・・・・もしかして常にあたしたちの傍には護衛の組員さんが居たりする?」



「護衛の組員?ああ・・・大抵は気付かれないように俺のこと見守ってる


何かあればすぐ対応できるようにな?これでも一応東條組の若頭だしな



ガキの頃からこんなだから俺は慣れちまったけど・・・・莉子には気付かれないように



してきたつもりではあったけど気付かれちまったか・・・・」



蓮は溜息をひとつつくとあたしをそっと抱き寄せた























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