続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
「でも、莉子~合格したんなら住むところ本腰いれて探さないと駄目なんじゃない?」



「そうなんだよね~色々探してはいるんだけど大学から近くて家賃もお安くてってセキュリティもしっかりしててってなるとなかなかねえ」




そうあたしが考え込むように呟くと茜ちゃんはにやりと含みのある笑顔をあたしに向けた



「そんなことだろうと思って実は頼んでたんだけどさ・・・・」



「は?頼んだって誰に?」



「もうすぐ来るはずなんだけど・・・・遅いな~あのね、慎さんに頼んでみたんだ!莉子の住む所!」




「え?慎ちゃんに?」




あたしは驚いて身を乗り出すようにして茜ちゃんの話を待った



実はここ最近メールはおろか逢ってもいないし・・・クリスマスのあの日以来何だか気まずくって避けていたってのが本音




茜ちゃんにはこのことを言ってはいないから無理もないけど・・・・




「慎さんだったら顔も広そうだし安心できるし!なにより莉子の力になれるんならって二つ返事でOKしてくれてさ、大学近くのマンション探してもらうように頼んでおいたんだ~迷惑だった?」




「ううん!そんなことないよありがと茜ちゃん」



あたしが苦笑いを浮かべているとあたしたちのテーブルになにやら人の気配



何事かと見上げるとそこにいたのは慎ちゃんで・・・・



スーツ姿でばっちり決めているいつもとは違う幼馴染の姿がそこにあった
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