続・溺愛協奏曲 蓮と莉子の甘々な日々
「遅れてごめん・・・仕事がちょっと忙しくてね」
息を切らして汗を浮かべている慎ちゃん
紺色のスーツに身を包んだその姿は紛れもない紳士
なんだかその姿は随分大人びて遠い存在のように思えてならなかった
「お~龍音寺さんか~なんだかスーツ姿も板についてなにやら貫禄やな~学生と社会人の二足の草鞋なんて俺には到底無理やわ」
「片山さんの言うとおり、俺なんて大学とバイトで手一杯だってのに尊敬しますよ・・・まあ
座って座って!今日は茜ちゃん、莉子ちゃん、そして玲奈ちゃんたちの合格祝いなんですから
」
そう言って涼くんたちはあたしの隣に慎ちゃんを座らせた
あたしはなんだかちょっと気まずくって目の前にあるウーロン茶をしきりに飲むしかなかった
でも、そんなあたしの様子に気づいたのか慎ちゃんは急に立ち上がるとちょっと莉子を借りるよってみんなに告げると席を立つ
居酒屋のトイレの脇にある化粧室の前に来ると一通の茶封筒を差し出した
「これ・・・・茜ちゃんから頼まれてたやつ」
怪訝に思い中を開けるとそこに書いてあったのは一件のマンションの情報
「莉子が大学近くで一人暮らしできるところ探してるからいい所知らないかっていうから・・
お得意さんに不動産関係のお客さんもいるから頼んでみた・・・よかったら検討してみて」
「慎ちゃん・・・・忙しいのにごめんね」
「玲奈ちゃんのも頼まれてたしそんなに気にすんな」
そう口を開くと頭をぽんぽんと叩く・・・・なんだか色んなものが込み上げてきてちょっと泣きそうになった
息を切らして汗を浮かべている慎ちゃん
紺色のスーツに身を包んだその姿は紛れもない紳士
なんだかその姿は随分大人びて遠い存在のように思えてならなかった
「お~龍音寺さんか~なんだかスーツ姿も板についてなにやら貫禄やな~学生と社会人の二足の草鞋なんて俺には到底無理やわ」
「片山さんの言うとおり、俺なんて大学とバイトで手一杯だってのに尊敬しますよ・・・まあ
座って座って!今日は茜ちゃん、莉子ちゃん、そして玲奈ちゃんたちの合格祝いなんですから
」
そう言って涼くんたちはあたしの隣に慎ちゃんを座らせた
あたしはなんだかちょっと気まずくって目の前にあるウーロン茶をしきりに飲むしかなかった
でも、そんなあたしの様子に気づいたのか慎ちゃんは急に立ち上がるとちょっと莉子を借りるよってみんなに告げると席を立つ
居酒屋のトイレの脇にある化粧室の前に来ると一通の茶封筒を差し出した
「これ・・・・茜ちゃんから頼まれてたやつ」
怪訝に思い中を開けるとそこに書いてあったのは一件のマンションの情報
「莉子が大学近くで一人暮らしできるところ探してるからいい所知らないかっていうから・・
お得意さんに不動産関係のお客さんもいるから頼んでみた・・・よかったら検討してみて」
「慎ちゃん・・・・忙しいのにごめんね」
「玲奈ちゃんのも頼まれてたしそんなに気にすんな」
そう口を開くと頭をぽんぽんと叩く・・・・なんだか色んなものが込み上げてきてちょっと泣きそうになった