続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
「・・・・ッ痛い!もしかして足ひねったかな?」



そっと立ち上がり足を動かそうとすると足に軽い痛みが走った



ブーツなんか履いて全力疾走するからだよね



あたしは苦笑いを浮かべ薄暗い路地を当てもなく歩き出した



少し足を引きづりながら歩き出すと周りにはスナックやカラオケボックス、居酒屋などのネオンが目に入る



もう少し歩くと大きな通りに出るはず!



少し足早に歩き出すとふいに後ろから肩を掴まれた



驚いて振り返るとにやにや笑う男、三人組




第一印象・・・・チャラい



赤い髪、金髪、青い髪って・・・信号機?その髪はないでしょ



いくつ付けてんの?って位沢山付けたピアス




そんなにつけて痛くないのかな?そんなことを思っていたら・・・



あたしの肩を掴んでいた青い髪の男はにやりと不敵な笑みを浮かべるとあたしの顔を覗き込んだ




「こ~んなところで一人でなにやってんのかな~よかったらお兄さんたちといいことして遊ばない?」




「ここらへん治安が悪いから気を付けないとやばいし!お兄さんたちと一緒においで~満足させてあげるよ」




冷や汗が背中を伝う・・・・嫌な予感しかしないんですけど!



いいことって、絶対いいことではないよね?あたしは逃げようと後ろに後ずさりするとそれに気が付いた赤い髪の男が腕を痛い位の力で掴んだ






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