続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
「こら!俺で遊んでいるとはずいぶん余裕だな?」





「えっ・・・・起きてたの?寝てるとばっかり思ってた」




蓮は急にぱっちり目を開けると髪を撫でていたあたしの手を取った




すかさず手の甲にそっとキスをする




そんな何気ない仕草でも蓮は朝から色っぽくてあたしの心を乱してしまう確信犯だ





「誰かさんに寝込みを襲われたからな」




「襲ってないし・・・・!」




「まあいい・・・・今日は学校も休みだし二人でゆっくりしような

それに、莉子が足りないからちょっと充電させろ」





蓮は後ろから抱きしめたままあたしの首筋に顔を埋めた




うなじにちくりと甘い痛みが走る




蓮の吐息を耳元で感じたかと思うと再び規則的な寝息が聞こえてきた




まるで抱き枕のようにされているあたしは身動きがとれない




う~んどうしよう・・・・考え込んだまま寝返りを打つと蓮の胸にそっと頬を寄せた





あったかい・・・・・心臓の音が聞こえる




とくん・・・とくん・・・蓮の心臓の音を聞きながらあたしは再び眠りにつく





二人で抱き合ったまま深い眠りについたのもつかの間





むっくり起きた頃にはすでにお昼も過ぎていて目の前にはシャワーを浴びた




タオル一枚で立ちはだかる王様のような蓮がいた














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