続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
すると涼くんにしたのと同じようにあたしの手をとると自分の胸に手を押しつけた



ぺ・・・・ぺったんこ・・・・




「本当だ・・・・な・・・ない」



あたしが目の前にいるモデルの比呂美さんの前に立ち目線を合わせるとにっこり微笑んだ



「でしょ?なんなら下の方も触ってみる?」



「へ・・・・下の方?け・・・・結構です!」



あたしは真っ赤になって顔を横に振る


比呂美さんはけたけたと笑い転げたあとそんなあたしを見てぎゅっと抱きしめた




「可愛い~照れちゃって~蓮が溺愛してるだけのことはあるわ~なんか小っちゃくって抱き心地いいし莉子ちゃん美人だし蓮にはもったいないわ~」




「ひ・・・・比呂美さん?!ちょ・・・・ちょっとく・・・苦しいです」



背の高い比呂美さんに急に力強く抱きつかれて窒息寸前なあたし



苦しいけど・・・・ああいいな~なんか比呂美さんいい匂いがする



これ・・・なんて香水だろ



こんな香りの香水、あたし好きかも・・・



なんてことを思っていたら急に腕を引っ張られあっという間に蓮の胸の中へ




「俺の女に触んな・・・・莉子も忘れんじゃねえこいつはこれでもれっきとした男だ」




ちょっと不機嫌な蓮の声と比呂美さんの笑い声が病院中に木霊していた
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