続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
「れ・・・蓮待って!一緒にお風呂とかは・・・明るいし恥ずかしいよ」



「ふっ、何を今更・・・・莉子の躰ならもう隅々まで知ってる」



「で・・・でも!こんな明るいところでなんて・・・無理!それにひとりで入れるし」




「歩けなくてへたり込んでたのは何処のどいつだ・・・・却下、問答無用」



そう言い放つと片手であたしを抱き上げたままドアを開けお風呂場に入って行く



軽くシャワーを浴びるとあたしを抱っこしたまま後ろから抱きしめるように浴槽に躰を沈めて二人で入った



お風呂場の窓からは明るい光がさんさんと差し込んで今日もお天気がとてもいいのがわかる



だから・・・・あたしの身体もなにもかもすべて丸見えなわけで・・・



ああ・・・もう、恥ずかしいったらありゃしない



おまけに浴槽のお湯は透明で・・・・隠すに隠せないし



せめて入浴剤でも入れておけば・・・・なんてことをぼーっと考えていたら蓮の抱きしめている腕が力強さを増した





あたしの長い髪をかき上げるとそっと耳を甘噛みする



「ひゃっ・・・蓮?」



「莉子、声掠れてる・・・・昨日鳴かせ過ぎたか・・・」



そんなことを呟きながらあたしを翻弄する蓮にあたしは心底参ってしまい・・・



お風呂から上がったころにはあたしは疲れ果ててしまって気が付いた頃には再び蓮の腕の中にいた
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