続・溺愛協奏曲 蓮と莉子の甘々な日々

流産した原因が蓮と知り合った公園でナンパされたことが原因だと知ると蓮の顔つきが瞬時に変わるのがわかった




「ナンパした男の顔・・・・莉子覚えてっか？」



「へ？うん・・・・まあ、覚えてるけど・・・それが？」



「探し出してこの界隈歩けねえようにしてやる・・・いや、それじゃ足んねえかもな」



蓮は考え込むようにしてなんだか不吉なことを呟く


あたしは蓮に復讐なんてしてほしくなかったからやめるように必死でお願いした



だって・・・・あたしにも非はあると思うし、ナンパした男が１００％悪いとは言い切れないから・・



それに男達を痛めつけても、お腹の子はもう帰っては来ない・・・



「あたし、なんでもするから！お願いだから痛めつけるなんて・・・・そんなことしないで！
蓮に復讐なんてしてほしくないの」



「莉子・・・・今言ったこと本当か？」



「今言ったことって？」



「なんでもするって言っただろ？」



そう言って抱き寄せると触れるようなキスをして響くリップ音



蓮の瞳が一瞬異様に輝いて見えたのは気のせいだろうか



「言った・・・・かな？あはは」



「なんでもするって莉子が言うんならこの話はもうなしだ！探し出して痛めつけるなんてことはもうしねえ・・・・さて、腹減ったから飯食いに行くぞ！」




なんだか上機嫌の蓮を横目にふたりで部屋を出て行く



蓮が口角を上げてにやりと微笑んでいたなんてあたしは知らない