続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
・・・・で、なんでもするってあたし言いましたよ


言ったけど・・・・これはないんじゃない?



卒業式も真近に控えた週末のある日、蓮は大きな紙袋を抱えてあたしを蓮の家に呼び出した


「今日はこれに着替えて一日、俺と一緒にいろ」



そう言い放つ蓮に何事かと思い紙袋を覗くと中から出てきたのは・・・・



「メイド服と・・・・ナース服のコスプレ?・・・」



「なんでもするって言っただろ?これで今日一日俺に奉仕しろ」



にやりと笑う蓮に思わず冷や汗が出てくる


なんでも、あたしの卒業祝いに組員さんからのプレゼントなんだそう・・・



っていうか・・・・卒業祝いにこれって・・・何考えてんの?



普通卒業祝いにコスプレ服って・・・呆れてものが言えないんですけど



「莉子の好きな方、着ろ!俺としてはどっちも捨てがたいけど・・・・まあ男のロマンって奴だな~ほら、なんでもするんだろ?早く着替えろよ」



そうせかす蓮に根負けしてメイド服を着るあたし


どっちも異様にスカート丈が短くって結局選んだのがメイド服



もう・・・・どうにでもなれっって感じ、どちらを選んでも大差ないし・・・



「はあ~なんでこんなことに?なんでこれこんなに胸が開いてんの?もう!」



あたしは少々怒りを覚えながら着替えを終えると蓮の前に立つ



部屋に入ると一瞬目を見開いてじっと見つめたかと思うと手招きをしてあたしを呼びよせた
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