続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
そっとあたしの腕を掴むと瞬時に自分の膝に横抱きにして座らせる蓮



恥ずかしくて蓮の顔をちらりと見ると満足げな蓮の顔が見えた



するとあたしの唇に触れる柔らかな蓮の唇と部屋に響くリップ音



「やっぱ・・・似合うな・・・っていうかエロい」



「エロいって・・・・着せたのは蓮でしょ?」



「そうだけど・・・・莉子が着るとエロさが増すのはなんでだろうな?なあ・・・ご主人様って言ってみ?」



「え?やだ・・・本当に言うの?」「今日はなんでもするんだろ?」



そんな色っぽい目つきで言われたあたしは断りきれずに結局言う羽目に・・・・



「ご・・・ご主人様?」



「・・・・・」



黙りこくってしまった蓮は何を思ったのか急に抱きしめると意外なことを呟いた



「籍入れる前にお前の母さんの病院に行くぞ・・・・挨拶してえんだけど一緒に行ってみねえか」



「え・・・・お母さんの病院?」



「逢ってももしかしたらお前のことわかんねえかもしれねえけど・・・それでも俺は逢う価値はあると思ってんだ・・・・嫌か?」




そう問いかける蓮にあたしははっきり答えた



「嫌じゃない・・・一度お母さんに逢いたい、蓮と一緒ならあたし・・・怖くない」



自分に言い聞かせるように答えると蓮のシャツをぎゅっと握りしめた


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