続・溺愛協奏曲 蓮と莉子の甘々な日々
自分の携帯を確認したけどあたしじゃないみたい
「ちっ・・・・俺だ、ちょっと電話してくるから席外す」
鳴ったのは蓮の携帯のようで耳もとに携帯を当てたまま奥の通路に歩いて行く
その後ろ姿をあたしは自然と目で追った
「莉子は・・・・彼のことが好き?」
えっ・・・・・なに?突然どうしたんだろ
慎ちゃんが切なそうな瞳で問いかける
蓮が席を外すと待っていたかのように聞いてきた慎ちゃんに戸惑うあたし
慎ちゃんどうしてそんなこと聞くんだろう
あたしが戸惑っているのがわかったのか苦笑いを浮かべて溜息をつく
「ごめん・・困らせるつもりはなかったんだ、でも莉子は東條くんと付き合ってるっての知ってたけど俺自身諦めがつかなくて・・・親を説き伏せて日本に突然来たのも新しく立ち上げた
ブランドのこともあるけど一番の理由は莉子・・・君だよ」
「えっ・・・・あたし?」
「莉子に逢いたくて・・・一目逢いたくて心臓が弱かった俺がアメリカで何度も手術を頑張ってこれたのは元気になったら莉子に逢いに行く、日本に居る莉子に逢いに行く!その目標があったからだよ」
「慎ちゃん・・・・・」
小さい頃から体が弱かった慎ちゃん
日本に居た時も入退院を繰り返して、あたしってば慎ちゃんが入院するってときには決まって
大泣きしたっけ・・・・
「莉子・・・・やっぱり彼のことが好き?」
思い出に浸っているあたしの耳に慎ちゃんの声が響く
再び問いかける質問にあたしは迷わず答えを出そう
あたしのこと・・・・こんなにも思ってくれている人に嘘はつけないから・・・・
「好きって言葉だけじゃ足りない・・・・あたしは蓮を愛してる」
そう迷わず答えるあたしに慎ちゃんはそうかと言いながら笑ってそっと手を握った
あたしが微笑むと慎ちゃんも笑顔を浮かべる
すると後ろに人の気配がして・・・急に抱きしめられた
驚いて振り向くとやけにご機嫌な蓮の姿があって・・・・
「莉子・・・・その言葉、言う相手を間違えてるだろ」
「き・・・聞いてたの!蓮!」
抱きしめたまま話す蓮も恥ずかしかったけどあたしは聞かれたのがなによりも恥ずかしくて顔のほてりを抑えることが出来なかった
「ちっ・・・・俺だ、ちょっと電話してくるから席外す」
鳴ったのは蓮の携帯のようで耳もとに携帯を当てたまま奥の通路に歩いて行く
その後ろ姿をあたしは自然と目で追った
「莉子は・・・・彼のことが好き?」
えっ・・・・・なに?突然どうしたんだろ
慎ちゃんが切なそうな瞳で問いかける
蓮が席を外すと待っていたかのように聞いてきた慎ちゃんに戸惑うあたし
慎ちゃんどうしてそんなこと聞くんだろう
あたしが戸惑っているのがわかったのか苦笑いを浮かべて溜息をつく
「ごめん・・困らせるつもりはなかったんだ、でも莉子は東條くんと付き合ってるっての知ってたけど俺自身諦めがつかなくて・・・親を説き伏せて日本に突然来たのも新しく立ち上げた
ブランドのこともあるけど一番の理由は莉子・・・君だよ」
「えっ・・・・あたし?」
「莉子に逢いたくて・・・一目逢いたくて心臓が弱かった俺がアメリカで何度も手術を頑張ってこれたのは元気になったら莉子に逢いに行く、日本に居る莉子に逢いに行く!その目標があったからだよ」
「慎ちゃん・・・・・」
小さい頃から体が弱かった慎ちゃん
日本に居た時も入退院を繰り返して、あたしってば慎ちゃんが入院するってときには決まって
大泣きしたっけ・・・・
「莉子・・・・やっぱり彼のことが好き?」
思い出に浸っているあたしの耳に慎ちゃんの声が響く
再び問いかける質問にあたしは迷わず答えを出そう
あたしのこと・・・・こんなにも思ってくれている人に嘘はつけないから・・・・
「好きって言葉だけじゃ足りない・・・・あたしは蓮を愛してる」
そう迷わず答えるあたしに慎ちゃんはそうかと言いながら笑ってそっと手を握った
あたしが微笑むと慎ちゃんも笑顔を浮かべる
すると後ろに人の気配がして・・・急に抱きしめられた
驚いて振り向くとやけにご機嫌な蓮の姿があって・・・・
「莉子・・・・その言葉、言う相手を間違えてるだろ」
「き・・・聞いてたの!蓮!」
抱きしめたまま話す蓮も恥ずかしかったけどあたしは聞かれたのがなによりも恥ずかしくて顔のほてりを抑えることが出来なかった