続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
「ね・・・ねえ!何処から聞いてたの?」



「あ?最初っからだけど・・・・なあそれより「あっそうそう!で・・なんか急用でもあった?難しい顔して電話してたけど」



あたしは恥ずかしさのあまり咄嗟に話題を変えた



慎ちゃんの前だからなのか、素直に自分の気持ちがすっと出てきて・・・・



それを蓮に聞かれてしまったのが恥ずかしくってあたしは真面に顔を見ることが出来なかった




「あ~ちょっと親父から連絡あって早めに帰ってこいとかなんとかって・・・・とにかく電話じゃ話せねえから帰ってから話すのだのなんだのとわけわかんねえんだよ」



「蓮・・・・お父様から連絡なんてよほどのことなんじゃない?何か大事な要件なのかもしれないし、あたしのことはいいから早く行ってあげて!」




「いや・・・・でも、「東條君、莉子は僕が責任をもって家まで送るから心配しないで・・・
莉子の言うとおり何か急用なのかもしれないし」




慎ちゃんがそう言うとしばし考え込む蓮



そんな蓮を見ていた慎ちゃんはクスッと笑ったかと思うとゆっくりと話し出した



「東條君、莉子のこと心配なんでしょ?俺が送り狼になるんじゃないかって・・・・」



え・・・・送り狼?誰が?



慎ちゃんの悪戯っぽい瞳が蓮に問いかける



蓮は慎ちゃんの言葉に一瞬驚いていたようだけどあたしを抱きしめる手を緩めると隣にゆっくりと座った

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