続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
「なんか・・・・同じシャンプー使ってて同じ時間を莉子と過ごしてって・・・・


なんかすげえいいな、当たり前のことなんだろうけど」




「ふふっ・・・・なにそれ、でも同じシャンプー使って同じ時間を過ごすって


普通のことだけど蓮の言うとおり、すごくいいかも」




あたし達は顔を見合わせてふたりでくすくす笑い合った



こんな何気ないことが本当の幸せなのかもしれない・・・・




そう感じずにはいられなかった




「さて、出掛けるか・・・・最近オープンしたばっかりだから多分混んでるぞ

まあ、無理ならどこか他のところで食べてもいいし・・・ああ、由美子さんに



晩飯いらねえって言っとかないとな」




「あっ・・・蓮、今日はお父さん帰ってくるから晩御飯はいいや・・・

まっすぐ家に帰るね・・・お掃除もしたいし」




あたしがそう言ったとたん穏やかだった蓮の顔が急に曇った




ライオンのような俺様な蓮が捨てられた子犬のようにしゅんとなってしまって・・・



あたしの心は揺れに揺れた・・・・って毎日、彼氏のところにお泊りって・・・





楽しいけど、あたしだってお掃除とかお洗濯とか溜まってきたから片付けたいな



って思っただけなんだけど・・・・




蓮の寂しそうな顔に罪悪感が込み上げてきた

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