続・溺愛協奏曲 蓮と莉子の甘々な日々
顔が熱を持ったように赤くなるのが分かった
そんなあたしを見て慎ちゃんはケタケタ笑いながら立ち上がると付いた砂を掃っている
攫いにくるって言ってたけど・・・・それって慎ちゃんはあたしのこと恋愛対象として見てるってことだよね?
幼馴染ってだけじゃないってことだよね
頼れるお兄ちゃんみたいに思っていたけどあたしは慎ちゃんの思いを受け止めることが出来るのかな
お父さんが蓮に告げた提案・・・・
一年間アメリカと日本で暮らして気持ちが変わらなければ結婚を許す
その提案を知ったら慎ちゃんはどう思うんだろう
一年もの長い間あたしが泣き暮らしていたら慎ちゃんはあたしを攫いにくるの?
慎ちゃんはあたしを自分のものにするの?
聞きたかったけれどどうしてもそれは聞くことが出来なかった
それからすっかり日も暮れた砂浜を慎ちゃんと二人で手を繋いで歩いた
車までの短い距離だったけどあたしは慎ちゃんの言葉が耳に響いて離れなくて・・・
帰りの車では慎ちゃんはあたしの肩に頭を乗せてぐっすり夢の中
あたしは溜息をひとつつくと流れる車窓を黙って見つめる
言い知れぬ不安だけがあたしの心の中に広がっていた
そんなあたしを見て慎ちゃんはケタケタ笑いながら立ち上がると付いた砂を掃っている
攫いにくるって言ってたけど・・・・それって慎ちゃんはあたしのこと恋愛対象として見てるってことだよね?
幼馴染ってだけじゃないってことだよね
頼れるお兄ちゃんみたいに思っていたけどあたしは慎ちゃんの思いを受け止めることが出来るのかな
お父さんが蓮に告げた提案・・・・
一年間アメリカと日本で暮らして気持ちが変わらなければ結婚を許す
その提案を知ったら慎ちゃんはどう思うんだろう
一年もの長い間あたしが泣き暮らしていたら慎ちゃんはあたしを攫いにくるの?
慎ちゃんはあたしを自分のものにするの?
聞きたかったけれどどうしてもそれは聞くことが出来なかった
それからすっかり日も暮れた砂浜を慎ちゃんと二人で手を繋いで歩いた
車までの短い距離だったけどあたしは慎ちゃんの言葉が耳に響いて離れなくて・・・
帰りの車では慎ちゃんはあたしの肩に頭を乗せてぐっすり夢の中
あたしは溜息をひとつつくと流れる車窓を黙って見つめる
言い知れぬ不安だけがあたしの心の中に広がっていた