恋なのかな・・・?【1】
タイトル未編集
「あ~・・・・。先輩カッコいい・・・・。」
私は雨崎結実。高校2年生。 私には今、
憧れ&大好きな充という先輩がいます。
私が知ってる限り 頭がよく、運動神経抜群!
・・・・・・でも話したことはないんです。
それにモテるから競争率もたかい・・・。
なのでただいつも見てるだけ。
でも最近夕菜が先輩の写真をくれたの。
私はすごくうれしかった。
生徒手帳に入れているということもあり
毎日肌身離さずもっていいる。
そして、今のように たまに眺めている。
・・・・・気持ち悪いとか思わないでね?
夕菜はスタイル抜群・綺麗系の女の子でお菓子作りが得意。
ついでに彼氏までいる、私の憧れの大親友!!
テニスがとっても上手いんだ!
廊下から足音がしてから教室のドアが開いた。
―――――――――ガラララッ
「結実こんなとにいたのーっ!」
・・・噂をすれば・・・だね。
「何?まーた私のあげた写真の先輩見てたの?」
「あは★バレた?」
空はもうオレンジに染まっていた。
教室にいるのも私たちぐらいで、二人の声がちょっと響く。
夕菜はもうカバンを肩にかけていた。そして私の近くの席にすわった。
「話しかけたりしないの?」
夕菜はあくびしながらちょっとだるそうに言った。
「写真だけで十分。」
「せめて部活の応援くらいは?じゃないと結実絶対ムリだよ?」
「でも先輩ばっかでちょっとねー・・・。」
私がそういったと同時に下校のチャイムが学校中に響いた。
開けていた窓から心地よい風が二人の頬をなぜた。
気持ちいい・・・。
―――――――――・・・・・あ゛!!!!!
私は椅子から思いっきり立ち上がった。
「ど、どうしたの?!」
夕菜もびっくりして立った。
「・・・・ヤバい。」
「だから、どうしたのって?!」
「今日日直だった・・・!!!」
「・・・バカだわ。」
夕菜はため息をついて座りなおした。私は日誌をとり、夕菜に
「ごめん夕菜!門のとこで待ってて!」
私はそれだけ言って廊下を走っていった。
遠くのほうの空はもう暗くなりかけていた。