だんご虫ヒーロー。【番外編集】
「…じゃあ、次はお風呂一緒に入ろっか?」
え?今夕里、日本語で話してたよね?
お風呂一緒に入るって言った?
「無理無理無理!お風呂は絶っっ対、無理!」
無理というか嫌!
慌てて夕里と距離をとって手を高速で振る。
「…あれ、李。朝言ったこと覚えてる?」
それは言って欲しくなかった。
それを言われてしまったら黙るしか出来ない。
私に拒否権がないって言いたいんだよね、彼は。
でも嫌なものは嫌だ。
というか一緒にお風呂なんて恥ずかし過ぎる!
そう思いつつも気付けばお風呂場に連れてこられてた。
私の必死の抵抗も虚しく、拒否権のない私は夕里とお風呂に入った。