死んでしまった青い鳥
「まぁねー私も分かってはいたんだよ。
ただちょっと一時夢見たかっただけってゆーかさ!」
屍復活。
机からがばっと起き上がるとうぎゃーっと吼える。
「だよね。わたし美緒から本気のオーラを感じなかったもん」
「そういうのって出ちゃうもんなのかなぁ。これでも抑えてたつもりなんだけど」
あふれ出る何かをおさえるように自分の体をだきしめて身震いする美緒。
「だだ漏れですよ」
笑いながらカバンの中身を机にしまっていく。
THE・日常。いつもの朝だ。
だけど、今日は違った。
クシャッと机の中から音がした。
なんだろう?
紙がつぶれた的な音だ。