孤独な自分
ガタッ!!!!!!
僕は走って中庭に行く。
僕は力が抜けたように、パタリと座る。
嶺「…クッうぅ…ぅ…ぇえん」
自然に涙が出る。
僕に感情はないはずだ。
龍痔の時しか感情は持ち合わせていない
なのに罪悪感でいっぱいだ。
昔の友達を思い出す…
美「嶺緒君?大丈夫?」
美月が来た。
嶺「…」
美「嶺緒君の過去は調べさせてもらったよ、嶺緒君の情報は私達が守ってる」
嶺「僕の過去を知っているなら、近づかないで…僕は家族 友達 仲間も要らないんだ、僕は感情すらも捨てたい…でも捨てられない!!捨てれないんだ!!どうやって… 僕は…!?」
ギュッ!!
嶺「!?」
美月が僕を抱きしめてる。
嶺「な…に…」
美「嶺緒君…私達は友達だよ!!私は嶺緒君のお友達だよ!!…私もね、友達なんて要らないと思って1人も作ったことないの…でも今ね、今…私は嶺緒君の友達になる!!って思えたの…過去は辛いけど、辛いものこそ乗り越えないと前に進めないよ?…応援してあげる!!だって…
友達だもんね!!」
美月…
嶺「ぅん…ぅん…クッ…ぅうっわあん」
僕は美月の胸の中で泣いた。
僕には友達が出来た。
美月…ありがとう。