しわくちゃになったら、会いに行きます。


 居たたまれなくなって、追い返すようにお兄ちゃんを部屋から出す。


 そして、再びベッドへダイブ。




 「あー、もう! 分かんないよ!」




 一人になった空間で、叫ぶように文句を言うあたしはきっと変な人だ。


 もういいや、考えるのはよそう。


 今は、彰太くんと普通に話せれば、いいや。


 それであたしは幸せなんだ。


 そして、それよりも大事なことがひとつ。




 「明日は、ちゃんと行けるかな……」


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