涙空
伊織と月城は私の腫れた目元を見ても、何事もなかったかのように接してくれた。
今まで出会った友達とは違う、そんな事にはもう気付いている。
でも、やっぱり恐いんだ。
信じた人に裏切られるのは、何より辛い事だから。
「じゃあ図書館でギリギリまで勉強して、下校時刻になったら1駅先のショッピングモールで勉強しよっか。ついでに本屋寄らせてもらうわよ。」
「んー分かった。私も新しい本欲しいから皆で行こっか。」
「じゃあ晩飯はフードコートで食うか。」
「オッケ。俺シャー芯切れたからその時買うね。」
4人でさっさと予定を決め、それぞれの勉強を始めた。
英語の勉強に集中し始めた頃、ひらっとメモがノートに舞い落ちた。
『中間で勝負な』
少し汚い立花の字。
思わず小さく笑った。
今まで出会った友達とは違う、そんな事にはもう気付いている。
でも、やっぱり恐いんだ。
信じた人に裏切られるのは、何より辛い事だから。
「じゃあ図書館でギリギリまで勉強して、下校時刻になったら1駅先のショッピングモールで勉強しよっか。ついでに本屋寄らせてもらうわよ。」
「んー分かった。私も新しい本欲しいから皆で行こっか。」
「じゃあ晩飯はフードコートで食うか。」
「オッケ。俺シャー芯切れたからその時買うね。」
4人でさっさと予定を決め、それぞれの勉強を始めた。
英語の勉強に集中し始めた頃、ひらっとメモがノートに舞い落ちた。
『中間で勝負な』
少し汚い立花の字。
思わず小さく笑った。