涙空
「中間の場合は満点を取れてもおかしくはないんだがな。期末まで満点だと少しおかしいと思ってな。それにお前達の席は近いだろ?」





それだけの理由で。





カンニングを疑うのか。






悔しい。






「理由はそれだけですか?」





「ん?・・・まあ・・・」





「私達はカンニングなんてしてません。それに、そんなの証拠にならないでしょう?」





「そうです。俺達は努力してトップになったんです。その努力をカンニングにされたくありません。」





月城の援護射撃に相田は目に見えて怯む。





そして。





「言うなら今のうちだぞ⁉︎」





まさかの逆ギレ。
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