モテ男とキス恐怖症女



「あたし、帰りますね。」


「え?ちょっと待ってよ!桜井さーん!」



「なんですかっ!!」


「お話したいなぁって思って。サボりましょ?」



あいつはまた、あの気持ち悪い笑顔でわらいかけてきた。




「…何でそんな作り笑いするの?」




あたしは無意識のうちにそんなことをきいていた。
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