モテ男とキス恐怖症女
でも、俺がどんなに悩んだって、どんなに反対したって変わらない。
家の都合だったから仕方ないことだったんだ。
その子は、クラスでやったお別れ会のとき、俺にこういったんだ。
「あたし、勇也と一緒に楽しく学校生活がおくれてよかったよ。
すっごく楽しかった!
勇也と会えなくなるって考えたら悲しくなるし行きたくないって思っちゃう。
それぐらい勇也といれてよかったって思ってるんだぁ!
あたしはいなくなっちゃうけど、勇也元気でね!
あたしも頑張るから!
勇也も頑張ってね。
あたし、また勇也にあえるってしんじてるから。
だから、さよならはいわないね。
遠くから見守ってるから」
そういった。