天体観測の夜は月に願いを…
そこに立っていたのは、いっ、祈織先輩!
祈織「今日から、お隣に住みます。
堂島です。よろしく。」
あまりの驚きに口がパカッと開いたままの私を見下ろし、
先輩はニコニコと笑っている。
先輩がお隣さんて、ど、どういうこと?
祈織「相原さん、今話せる? 少し良いかな。」
先輩の声にはっと我に帰る。
男の人を部屋の上げたことはないので少し抵抗は有る。
でも祈織先輩なら大丈夫だよね。
彼氏だし…。
美咲「どうぞ。」
祈織「おじゃまします。」
取りあえず座ってもらい。
美咲「飲み物は?」
祈織「コーヒーブラックで」
テーブルに飲み物を置き彼の隣に座る。
祈織は一口飲んでから話し始めた。