天体観測の夜は月に願いを…
美咲「得意というか好きです。お弁当も作ってます。」
祈織「そう、僕もどうしようかな。食事……。」
美咲「・・・あの、もし良かったら夕食だけでも、一緒に食べませんか?
迷惑じゃなかったら・・・。」
祈織「えっ!良いの面倒じゃない?」
美咲「用事がない時だけでも、一人より二人で食べたら美味しいです。
それに…。」
祈織「それに?」
美咲「少しでも、先輩といたいかも・・・」
祈織「/////// 」
先輩は左手で口元を抑えて、右手をこちらに伸ばすと頭をポンポンと
して「僕も」と言った。
食事が終わると二人でキッチンに立った。
二人でやれば早いからと手伝ってくれた先輩。
その後、コーヒーとカフェオレを入れ並んで座った。
二人ともお互いのことをよく知らないからと、自分のことも
色々話してくれた。