天体観測の夜は月に願いを… 
天体観測 Ⅰ

観測 1

月曜日の放課後、地学室で週末の出来事を奏絵に話していた。


奏絵「え~!大胆。隣に!先輩、美咲にベタ惚れじゃん。」

美咲「も~、少し小さ声で!」

奏絵「しかも、ご飯作って一緒に食べた!新婚か!ああ、ごちそうさま。」

美咲「茶化さないで、話すのも恥ずかしいんだから。」

奏絵「それで、したの?」

美咲「はぁ?何を?」

奏絵「何をって、鈍感美咲ちゃんは、はっきり言わないと通じないか。」


奏絵はしょうがないと言うように、ため息をつくと声を潜めた。


奏絵「Hしたの?」


一瞬にして真っ赤になった私。


美咲「し、してない。」

奏絵「初心者マークの美咲には、さすがに手は出しづらいか先輩も。
   まさかキスもまだとか言わないよね。」

美咲「そ、それは・・した。」

奏絵「だよね~。彼、上手?」


ますます赤くなる私。コクっとうなずき。


美咲「気持ちよかった。////」


今度は奏絵が赤くなった。
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