天体観測の夜は月に願いを… 

ガラッと地学室のドアが開き戸塚が入ってっきた。


戸塚「ん?どうした、二人とも顔赤いぞ。」

美咲・奏絵「「なんでもない!!」」


あの日から祈織と一緒の日が増えた。

夕飯も祈織のバイトの日以外は一緒に食べた。

彼は好き嫌いがほとんど無く、オムライスが好きなことも知った。

食事の後は、勉強を見てくれたり、たわいもない話をしたり…。

優しく抱きしめてくれる彼のキスは日毎に深く甘く…

でも、それ以上は進まない…。


美咲「ねえ、奏絵」

奏絵「なに?」

美咲「Hって、最初やっぱり痛いの?」


奏絵は目を白黒させていたが、目を細めると、


奏絵「美咲から、そう言う言葉、聞く日がとうとう来たか。」

美咲「・・・・・・。」

奏絵「最初ね~。超~痛い。人にもよるらしいけどね。
   あんなこと、すごく好きな人とじゃないとムリ!」

美咲「そ、そうなんだ・・・」




< 47 / 91 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop