天体観測の夜は月に願いを… 

深呼吸すると祈織がクスッと笑った。


祈織「緊張してる?僕もだよ。」


私の手を取ると彼の胸に当てた。Tシャツを通して彼の鼓動を感じる。

すごく早い。彼の顔を見つめると熱のこもった瞳でじっと見つめられている。


祈織「本当は、美咲とはもっと時間を掛けたかった。でもね昨日みたいに

   美咲が他の奴に触れられるのは耐えられない…。今もこれからも……。
  
   今日、病院に行ったのは美咲が僕の大切な人って意思表明。
 
   誰に遠慮することなく美咲が欲しい。いい?…」


祈織の言葉、頬が胸が熱くなる。


美咲「私は…祈織が好き……。私を全部あなたの物にして。」


祈織は「おいで」と私の手を引きベットの端に座らせた。

丁寧に私の着ているものを脱がせ始める。「僕のも脱がせて」と祈織。

震える指で彼のTシャツに手をかける。そして下着姿だけに。


祈織「綺麗だよ。美咲」

美咲「明かり…消して…」

祈織「美咲の可愛い顔見えなくなる。」

美咲「でも…恥ずかしい。お願い…」


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