天体観測の夜は月に願いを…
月曜日、教室へ入ると何時ものように奏絵がいた。
奏絵「おはよ~。」
美咲「おはよう。」
席に着くと奏絵が不敵な笑いと同時に制服の胸元に指を引っ掛け
引っ張った。
制服の中を覗くと満面の笑を浮かべた。
奏絵「おめでとう。初めてのご感想は?」
美咲「えっ!なぁ、なんで?」
奏絵「あはは、経験者ですからなんとなくね。にしてもさ随分激しかったねぇ。
その花すごっ!」
美咲「・・・・・・・」
奏絵「恥ずかしがらなくても、ほら・・・」
奏絵は今度は自分の胸元を引っ張り、美咲に見せた。
奏愛にもたくさんの花…克行先輩が…にっこりと奏絵が笑うと。
奏絵「愛されている証拠だよ。」
少し照れくさい。友だちとこんな風に話せるなんて嬉しいかも。
昼休みに土曜日の聡くんの事を相談すると、最低~と奏絵は怒っていた。
部長の戸塚にも相談したほうがいいともいった。