天体観測の夜は月に願いを…
あの日のことには触れずに何時もどおりに過ごせた事にホッとしていた。
聡くんはときどき何か言いたそうに、こちらを見つめている事は
あったが、二人だけになる事はなかった。戸塚と奏絵がさりげなく
フォローしてくれていたから。
祈織とは何か忙しいらしく時間が合わず一緒にご飯していない。
ひとりご飯寂しい。隣に住んでいるのにすれ違いか…。
そろそろ期末試験の勉強もしないと、祈織に教えてもらいたい
けど無理かな。メールしてみよう。
美咲「会いたいな。」