SakuIGamE
むぐ。
「やめとけ」
後ろから抱き締めるようにして、兄貴が俺の口を塞いだ。
「らしくないよ、達人」
「そやそや、俺は楽しんどんねん。むしろ感謝しとるんやで?」
「そうだよ!それに・・・もしこの先何かあっても、誰もタッ君を恨まないよ」
「お前ら・・・」
誰も俺のせいで、と責めない。
能天気なのか優しいのか、あるいはそのどちらもなのか――なんにせよ、俺はきっとイイ友達と兄貴を持った。
「話がまとまったみたいだね」
ナビゲーターの声に、全員の視線が集まる。
「じゃあ、どのゲームから始める?」
「RPG!」
選ぶの早っ。
「いや、もっと慎重に考えろよ、歩!」
「だって冒険したいやんか~。みんなで一列に連なって、カクカク歩きしたいやろ!?」
「そこ!?」
「僕は魔法使ってみたいな」
「あー!あたしも~!」
「俺も俺も~」
・・・・・・。
「やめとけ」
後ろから抱き締めるようにして、兄貴が俺の口を塞いだ。
「らしくないよ、達人」
「そやそや、俺は楽しんどんねん。むしろ感謝しとるんやで?」
「そうだよ!それに・・・もしこの先何かあっても、誰もタッ君を恨まないよ」
「お前ら・・・」
誰も俺のせいで、と責めない。
能天気なのか優しいのか、あるいはそのどちらもなのか――なんにせよ、俺はきっとイイ友達と兄貴を持った。
「話がまとまったみたいだね」
ナビゲーターの声に、全員の視線が集まる。
「じゃあ、どのゲームから始める?」
「RPG!」
選ぶの早っ。
「いや、もっと慎重に考えろよ、歩!」
「だって冒険したいやんか~。みんなで一列に連なって、カクカク歩きしたいやろ!?」
「そこ!?」
「僕は魔法使ってみたいな」
「あー!あたしも~!」
「俺も俺も~」
・・・・・・。