それでも僕は君を離さない
私は可能な限り最速で家へ帰った。

そして頭をかかえた。

時計を見た。

今日は残りあと10時間しかなかった。

狭い部屋の中をうろうろして

貴重な休日をまたすり減らしてしまった。

「返事、どうしよう。」

朝食も取らず、昼食どころか夕食も喉を通りそうになかった。

こんな休日は有り得ないと叫びたかった。

とにかく今夜返事するのは無理だ。

こういうことはもっと時間をかけて考えるべきである

とメールしたらいいかもしれないと思った。

相手を傷つけないように言葉を選んで早速メールした。

すぐに返信がきた。

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