そっと優しく  抱きしめて
私は彼のキスに溶けた。

それは優しく、甘く、想いがこもっていた。

彼の腕の中で

そっと抱きしめられて

背中を支えた彼の手と

頭を支えたもう片方の手に

私は安心して身を預けて

彼との甘美なキスに酔えた。

ゆっくりと

確実に私をクラクラさせて

最後は必ず私の髪に顔をうずめて

こう言った。

「莉花、君の匂いがする。」

私はそう言う彼の低い声に震えた。


< 34 / 34 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:12

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

僕は余りにも  君を愛しすぎた

総文字数/15,222

恋愛(純愛)38ページ

表紙を見る
最も危険な  ルームシェア

総文字数/33,051

恋愛(その他)94ページ

表紙を見る
俺の魂を狂わす女

総文字数/16,992

恋愛(オフィスラブ)43ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop