スカッとする青空
1位はどうやら青組
ああ…2位か…、
「 っはあ疲れた、はあ、っ 」
「 轟ごめん、おれ… 」
3走の俺でもわかる。
後ろから圧倒的なスピードで青組が追いかけてきてたことが、
抜かされはしなかったけど
敗因はおれだ。
「 心配すんな、俺もまだまだだった 」
轟が大丈夫。と言うかのように頭を撫でてきた
席に戻ったときも、同じ白組の先輩たちから
よく頑張ったね、とか
最後までよくやりきった!とか
いっぱい慰めてもらえてホッとした
結論、
白組は青組にたった20点の差で負けた
ほんとは白組の勝ちだったらしいが、
フライングとかで減点
「 この勝負には負けたけど俺は白組が一番だ! 」
団長がそう言う
すごく泣きそうだった俺のそばにいてくれたのは、
冬馬だった。