スカッとする青空






1位はどうやら青組


ああ…2位か…、




「 っはあ疲れた、はあ、っ 」


「 轟ごめん、おれ… 」




3走の俺でもわかる。

後ろから圧倒的なスピードで青組が追いかけてきてたことが、


抜かされはしなかったけど


敗因はおれだ。




「 心配すんな、俺もまだまだだった 」




轟が大丈夫。と言うかのように頭を撫でてきた



席に戻ったときも、同じ白組の先輩たちから


よく頑張ったね、とか

最後までよくやりきった!とか


いっぱい慰めてもらえてホッとした




結論、

白組は青組にたった20点の差で負けた


ほんとは白組の勝ちだったらしいが、

フライングとかで減点




「 この勝負には負けたけど俺は白組が一番だ! 」




団長がそう言う


すごく泣きそうだった俺のそばにいてくれたのは、

冬馬だった。








< 101 / 115 >

この作品をシェア

pagetop