スカッとする青空







「 ん?待てよ、」




いきなり弘樹が走り出して、

女の子の元へ駆け寄ってった


理玖と目を合わせ、

首を傾けながら


弘樹のあとを追った




「 まじで?あはっ 」

「 ひっさびさやん、鈴子 」




弘樹が呼ぶ “ 鈴子 ” とはその子のようだ。




「 れい…こ? 」


「 あー、こいつ鈴子、昔よー絡んでたんだよな 」

「 今はもう…あれだね(笑)」




鈴子のいう “ あれ ” はいまいちわかんなかったが、

俺も理玖も自己紹介して


ついでに、とLINE交換した




「 じゃあまた連絡するね! 」

「 おうまっちょる、」


「 那月も理玖もまた会お! 」


「 会お会お! 」

「 ういーっす 」




楽しかったね、と3人で語り、

その最寄り駅で解散した






< 112 / 115 >

この作品をシェア

pagetop