スカッとする青空
こんなに本気で走ったのはいつぶりだろうか
すっごい青春
楽しんでるってかんじ、
「 榎本!神楽!お前ら… 」
「 先生先生、まだ35分じゃないっすよ。32分!ぎっりぎりせーーふ!!へへ 」
シャツが透け透けになるぐらいびしょ濡れの俺ら。
クラスのみんなには当然笑われた。
へへへっとへらへらする理玖
「 …おう、とりあえず!服乾かせよ 」
「 先生負けた〜やーい 」
「 あーもー理玖のせいでびしょ濡れやんけ 」
「 人のせいにすんなし。俺のおかげで遅刻免れたんだぞ?感謝しろし?お? 」
俺にしか見えない距離で変顔しながらそう言う理玖
ついには耐えられず、
くふふふっと笑い溢してしまった。