りんごの知らせ
「あった……っ」

りんごの時計は、いつものように時を刻んでいた。

「よかった~」

ならあれは、3つ目のりんごというのはやはり本物のりんごなのだろうか。

ひょっとすると、そもそもあれは、幻聴だったのか?

そんなことを思いながら、時計を少ししらべてみようとあちこちひっくり返した。すると……

「うそ……?!」

Aさんは時計を持ったまま、すごい勢いでお母さんのいる居間へ行った。
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