りんごの知らせ
「お母さん! これ、この時計、おかしいよ?!

電池をぬいても動いてる!!」

「まあ……」

お母さんはAさんの……から、時計を受け取った。

その瞬間、Aさんは気づいた。

お母さんに、みっつめのりんごをわたしてしまったのだと。

大事な話があるの、とお母さんは言った。

「実はね、――」

お母さんの一言に、Aさんは心臓が止まるほどおどろき、人生最大の恐怖を味わった。

いや、彼女の心臓が止まるのは、きっともっと後だろう。

時計はまだ、時を刻んでいる。


〝アンドロイド〟

これがAさんの正体だった。
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