Secret Rose
「茜ちゃん 学校行くんはやない? まだ全然 生徒見かけへんのに。」
「花いけたいから 早いめに行くねん。」
「毎回花いけてんの 茜ちゃんやろ? 俺、知ってんで。」
「なんで? あたしが花いけてんの 見たことないやろ?」
「なんかなぁー、そんな感じしとってんやんか。」
「うそやん、あたし花いけてそう? あたし回りからそんな風に見えてんの?!」
「冗談やん。 引継ぎの時、前の先生に聞いてんやん(笑)」
「そういうのやめろや!」
「信じるとは思えへんかった(笑)」
「先生うっといで。」
「お前さっきから 口悪いで。女の子やろ? もっと可愛く お淑やかに喋りぃや(笑)」
「そんな痛いこと出来ひんし。」
「花とかいけてるくせに?」
「運転手うるさい。」
「お前っ 俺は先生やぞ、 敬語使えや!」
「まだ青いけどな(笑)」
「お前降ろすぞ!」
「わーわー、あー恐ろしっ。」
「お前、馬鹿にしてんちゃうぞ!」
こんな壁のない奴は久しぶりだった。壁がないというか、ガキなだけなのか?
近頃は同世代、同い年でもどことなく 壁を作ってる奴や、ガキのくせにスカしてる奴が多い。
私は初めて乗った外車への感動と、朝からラクして登校出来た優越感で、この日はあっという間に過ぎた気がした。
「花いけたいから 早いめに行くねん。」
「毎回花いけてんの 茜ちゃんやろ? 俺、知ってんで。」
「なんで? あたしが花いけてんの 見たことないやろ?」
「なんかなぁー、そんな感じしとってんやんか。」
「うそやん、あたし花いけてそう? あたし回りからそんな風に見えてんの?!」
「冗談やん。 引継ぎの時、前の先生に聞いてんやん(笑)」
「そういうのやめろや!」
「信じるとは思えへんかった(笑)」
「先生うっといで。」
「お前さっきから 口悪いで。女の子やろ? もっと可愛く お淑やかに喋りぃや(笑)」
「そんな痛いこと出来ひんし。」
「花とかいけてるくせに?」
「運転手うるさい。」
「お前っ 俺は先生やぞ、 敬語使えや!」
「まだ青いけどな(笑)」
「お前降ろすぞ!」
「わーわー、あー恐ろしっ。」
「お前、馬鹿にしてんちゃうぞ!」
こんな壁のない奴は久しぶりだった。壁がないというか、ガキなだけなのか?
近頃は同世代、同い年でもどことなく 壁を作ってる奴や、ガキのくせにスカしてる奴が多い。
私は初めて乗った外車への感動と、朝からラクして登校出来た優越感で、この日はあっという間に過ぎた気がした。