Secret Rose
「お袋も他所(よそ)で男作っててん」
「まじで?!」
「俺見てん。梅雨の時期で、雨降ってて『うっとーしいなー』って思ってた日にな、そういえばアジサイも咲いてたかな・・・。車からお袋と知らん男が降りてきてんやん。で、そのまま知らん家に入っていってん。その日以来お袋は見てない。親父は今もそのこと知らんみたいやけど」
「うそぉ・・・」
茜は気の毒そうな顔をした。
「親父はお袋に浮気したこと話たけど、お袋は黙って出て行ってん」
「・・・」
「何か変な話してもーたな(笑)」
「せんせ・・・ごめん・・・」
「何で謝んねん!俺が親の離婚で傷ついてる風に見えるか?」
「見えへんなぁ」
「なんやねん(笑)」
「自分で聞いてんやん(笑)あ・・・」
時計の針は8時5分前を指していた。
「あ、もうこんな時間か、ほな帰るわな」
「うん、来てくれてありがとう、楽しかったわ」
「はよ治せよ」
「うん」
「おやすみ」
「おやすみなさい(笑)」
「まじで?!」
「俺見てん。梅雨の時期で、雨降ってて『うっとーしいなー』って思ってた日にな、そういえばアジサイも咲いてたかな・・・。車からお袋と知らん男が降りてきてんやん。で、そのまま知らん家に入っていってん。その日以来お袋は見てない。親父は今もそのこと知らんみたいやけど」
「うそぉ・・・」
茜は気の毒そうな顔をした。
「親父はお袋に浮気したこと話たけど、お袋は黙って出て行ってん」
「・・・」
「何か変な話してもーたな(笑)」
「せんせ・・・ごめん・・・」
「何で謝んねん!俺が親の離婚で傷ついてる風に見えるか?」
「見えへんなぁ」
「なんやねん(笑)」
「自分で聞いてんやん(笑)あ・・・」
時計の針は8時5分前を指していた。
「あ、もうこんな時間か、ほな帰るわな」
「うん、来てくれてありがとう、楽しかったわ」
「はよ治せよ」
「うん」
「おやすみ」
「おやすみなさい(笑)」