Secret Rose
「できた?」
「うん、できた!手伝ってくれてありがとうね これいる?」
私はダリアの花を一輪 差し出した。
「もらっても飾る所ないなぁ、その気持ちだけ貰っておく。」
「ちょっと痛んでるけど、一緒にいけとくわ。」
私は独り言のように呟いたので、担任は聞いているのか いなかったのか・・・突然こんなことを言い出した。
「ダリアの花言葉知ってるか?」
「そんなん知らんよ。先生知ってんの?」
「おう、“感謝の心”ゆうねんで。今の感じにぴったりやな。」
「へー物知りやなぁ。」
「先生ロマンチックやろ?」
担任は得意げに、横目でチラッと私を見た。
「きしょいわ。」
(本当はきしょいわけない 新しい一面が見れてすごい嬉しいのに…)
「ところで 花いけるん上手やん。」
「へへっ。」
照れて笑ってしまった。
「へへっ(笑)」
担任も笑う。
「真似すんなや!」
「ちゃうやん、 つられてん。 笑ったら可愛い顔するやん。やっぱりまだ高校生やな。」
「はぁ?」
「茜、ずっと笑っとけば? ほなちょっとは 口悪いのも治るんちゃう?」
担任はよく冗談交じりに私を馬鹿にする。
「うるさいわ!!!」
「そんなこと言うから 口悪い言われんねんで。ほなゴミ箱元戻しといてやー。」
そう言いながら、担任は職員室の方に向かって歩いていった。
『笑ったら可愛い』なんか言われたら…正直照れる。
でも 『高校生やな』ってことは 、やっぱり生徒の一人としてしか 見てへんのかな。 まぁ当たり前か。あいつは教師やん。
可愛いって言われたのは嬉しいけど …なんか、やっぱり辛いな。
恋の複雑さを改めて実感した。
「うん、できた!手伝ってくれてありがとうね これいる?」
私はダリアの花を一輪 差し出した。
「もらっても飾る所ないなぁ、その気持ちだけ貰っておく。」
「ちょっと痛んでるけど、一緒にいけとくわ。」
私は独り言のように呟いたので、担任は聞いているのか いなかったのか・・・突然こんなことを言い出した。
「ダリアの花言葉知ってるか?」
「そんなん知らんよ。先生知ってんの?」
「おう、“感謝の心”ゆうねんで。今の感じにぴったりやな。」
「へー物知りやなぁ。」
「先生ロマンチックやろ?」
担任は得意げに、横目でチラッと私を見た。
「きしょいわ。」
(本当はきしょいわけない 新しい一面が見れてすごい嬉しいのに…)
「ところで 花いけるん上手やん。」
「へへっ。」
照れて笑ってしまった。
「へへっ(笑)」
担任も笑う。
「真似すんなや!」
「ちゃうやん、 つられてん。 笑ったら可愛い顔するやん。やっぱりまだ高校生やな。」
「はぁ?」
「茜、ずっと笑っとけば? ほなちょっとは 口悪いのも治るんちゃう?」
担任はよく冗談交じりに私を馬鹿にする。
「うるさいわ!!!」
「そんなこと言うから 口悪い言われんねんで。ほなゴミ箱元戻しといてやー。」
そう言いながら、担任は職員室の方に向かって歩いていった。
『笑ったら可愛い』なんか言われたら…正直照れる。
でも 『高校生やな』ってことは 、やっぱり生徒の一人としてしか 見てへんのかな。 まぁ当たり前か。あいつは教師やん。
可愛いって言われたのは嬉しいけど …なんか、やっぱり辛いな。
恋の複雑さを改めて実感した。