歪んだ愛しさ故に
「またキスされた?」
1cmにも満たない距離で、じっと見つめられた瞳。
獣と化したその瞳から、逸らすことは許されない。
「う、ん……」
「ちっ……」
「っ……」
返事を聞いて、再び重ねられた唇。
噛みつかれるようなキスは、痛みを伴うほどで
それほど拓が今、嫉妬にまみれているのが分かった。
「あとは?どこ触られた?」
「胸元……んっ…」
離された唇は、すぐに胸元へと移動し、
舌先でなぞるようにあたしの胸を刺激した。
「あとは?」
「それ、だけっ……。
下着もとられてないし……。下は一切……」
「……ふーん」
「ちょっ……」
その途端、急に胸が解放され、あとから拓にブラのホックをはずされたんだと理解した。
ふと顔を上げると、
そこには意地悪な笑みをした拓の姿があって……。
「じゃあ、あとはオシオキ」
「え?……ゃ、……ぁっ……だめっ!!」
容赦のない、拓の愛撫があたしの体を襲った。