Love song from dieting
~67㎏から45㎏への恋唄~
1.世の中、とても甘い
ある日の夕方、
私は光ちゃんに電話しました。
以前から
尋ねられていた
「太りにくい
お菓子のレシピ」
の本を
光ちゃんに送ったので、
その連絡です。
「水姉、お久しぶり。
本ありがとう」
光ちゃんは
綺麗な良く通る声の持ち主で、
この日も
唄うような声で話してくれました。
光ちゃんは
26才、
スレンダーで健康的で、
和風な美人です。
「光ちゃん、
けれど
あの本どうするの?
光ちゃんには必要なさそうだけど」
私が言うと
光ちゃんは
あからさまに話題を変えました。
「水姉、
14㎏も痩せたって?
おめでとう」
「あと
もうちょっと落としたいから
継続中だよ」
ダイエットを続けている事を伝えると、
光ちゃんは心配そうに聞きました。
「え~?
今何キロ?」
「うーんと、○キロ」
「後2、3キロで辞めた方が良いよ」
「ああ、適正体重は
男女や年齢によっても違うしね」
光ちゃんは
静かに言いました。
「よくさぁ、
『適正体重は人によって違う』
とか、
『私は太っているけれど、
これが標準だ』
とか言う人いるじゃん?」
「はいはい」
「私も昔はそうだった」
あれ?
と思いました。
光ちゃんは
非常に健康的だし、
単にスリムなだけでなく、
プロポーション抜群です。
そして、
教養豊かで
物知りだし、
お休みの日は
スキューバだのダンスだのと、
人生を楽しんでいるように見えます。
「ヒガミと嫉妬の塊だったなぁ。
そのくせ、
自分が大嫌いでね」
「ひ、光ちゃん、
何の話?」
少し間を置いて、
光ちゃんは
息を吐き出すように
言いました。
「私ね、
16才の時は
身長154センチで
体重67キロもあったの」
私は光ちゃんに電話しました。
以前から
尋ねられていた
「太りにくい
お菓子のレシピ」
の本を
光ちゃんに送ったので、
その連絡です。
「水姉、お久しぶり。
本ありがとう」
光ちゃんは
綺麗な良く通る声の持ち主で、
この日も
唄うような声で話してくれました。
光ちゃんは
26才、
スレンダーで健康的で、
和風な美人です。
「光ちゃん、
けれど
あの本どうするの?
光ちゃんには必要なさそうだけど」
私が言うと
光ちゃんは
あからさまに話題を変えました。
「水姉、
14㎏も痩せたって?
おめでとう」
「あと
もうちょっと落としたいから
継続中だよ」
ダイエットを続けている事を伝えると、
光ちゃんは心配そうに聞きました。
「え~?
今何キロ?」
「うーんと、○キロ」
「後2、3キロで辞めた方が良いよ」
「ああ、適正体重は
男女や年齢によっても違うしね」
光ちゃんは
静かに言いました。
「よくさぁ、
『適正体重は人によって違う』
とか、
『私は太っているけれど、
これが標準だ』
とか言う人いるじゃん?」
「はいはい」
「私も昔はそうだった」
あれ?
と思いました。
光ちゃんは
非常に健康的だし、
単にスリムなだけでなく、
プロポーション抜群です。
そして、
教養豊かで
物知りだし、
お休みの日は
スキューバだのダンスだのと、
人生を楽しんでいるように見えます。
「ヒガミと嫉妬の塊だったなぁ。
そのくせ、
自分が大嫌いでね」
「ひ、光ちゃん、
何の話?」
少し間を置いて、
光ちゃんは
息を吐き出すように
言いました。
「私ね、
16才の時は
身長154センチで
体重67キロもあったの」