Love song from dieting ~67㎏から45㎏への恋唄~
私は天の配剤を感じました。
光ちゃんと先生は
綾なす運命の何かで
どこかしら結ばれているような気がしたのです。


「どひーっっ!
タイミング良すぎ」





「先生は
レジの前の私を見て、
しばらく無表情だった。
















私からカゴを奪うと
レジの向こうの店員に
言った。


『すみません。
彼女、
代謝異常の病気で
甘い物は止められてるんです。
お手数ですが、
商品を棚に戻しておいて下さい。
代わりにこれを』


そして
5千円札を店員に押し付けた」





「…………うーん。
何と言えば良いのか」




光ちゃんは
ちょっと感情が読み取れない瞳で言いました。


「先生は
私の手首を掴むと、
有無を言わさず店の外へ引きずり出した。


瞳の光彩の色が真っ黒だった」





「…………すごく怒ってる証拠ね」





「店の外へ出て、
無表情のまま
『乗りなさい』
と私を車に押し込んだ。
連れて行かれたのは
いつものスタジオだった」





さて、
この後どんな恐ろしいお仕置きが待っているのか、
私は思いを巡らせました。


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